明日の約束 第8話
日向(井上真央さん)に本庄(工藤阿須加さん)が暴力を奮って終わった第7話。
DV男の設定は、ちょっと悲しかったな。
日向の太陽であって欲しかったのにとも思いましたが、
今回第8話で、日向の家に行って玄関で土下座をし、母親(手塚理美さん)に罵倒を浴びせられても、必死で謝り、日向に自分の兄や家族の事、自分の気持を正直に話していました。
だからと言って、まだ、受け入れられないと話し、距離をおく二人。
この先どうなるんでしょうか!?
手をあげてしまったというより、自分を見失った暴力が本当に怖かった。
でも、兄から家庭内暴力を受けていた過去があった事は、とても辛かった事で、
なんとか、二人で過去の事、現在起きてしまった事も乗り越えて、
進んで欲しいなと思います。
それから、やはり、黒ミッチーが現れましたね!!
舌打ち、吉岡くんの母親(仲間由紀恵さん)が誹謗中傷の対象になるとほくそ笑む感じ、何と言っても、自分のストレスを生徒のいじめ構図を作る事で、解消していた事が発覚しました。
もう、怖いとしか言いようがないですね。
しかし、そんな霧島先生(及川光博さん)にも、黒歴史になるきっかけがありました。
チェインストーリー6.5話『ある男性教師の受難』でその物語を見ました。
白黒で、表現されているこの物語。
彼に恋する女子生徒の告白を、断り、大人の対応をした事で、その女子生徒から仕返しをされる内容でした。
その女子生徒は、霧島先生にいたずらをされたと親に言い、親は学校に寄付をする有権者で怒鳴り込み、先生は噂の対象となり、事実無根を訴えるが信じて貰えず、学校を追いやられる事に・・・
しかし、事態が大事になった事で、その女子生徒からうそをついたと正直に名乗り出て、怒鳴りこんだ親が一緒に謝りにきます。
その時謝りつつも言った言葉が、
子供のしたことだから、許してやってほしい。
謝りつつ、自分を擁護する言葉をいうのは、謝ってないし(怒)
それでも、その生徒に熱心に語りかけようとしたら、
逆ギレして、おまえのことなんか好きでも何でも無かったと罵倒する生徒。
はあ??ですよ。
しかし、結局、噂は停められず、学校を追いやられ、その時付き合っていた彼女とは別れ、それでも教師を続けている・・・
情熱の代わりに、ドス黒く濁った怒りを腹の底に溜めながら・・・
の言葉で終わります。
チェインストーリー7.5話も、今回第8話を繋ぐ自殺した圭吾の妹の英美里(竹内愛紗さん)主役の物語でした。
『私の声は届かない』
第8話では、本庄(工藤阿須加さん)と圭吾の妹の英美里(竹内愛紗さん)の兄弟姉妹格差も題材にあげられていました。
平等に愛情を注ごうと、親自身は思ってつとめていても、
ぴったり均等にはならない。
同じ人間ではないのに、同じ人間かのように扱ったり比べる、
兄弟姉妹だから仲良くて当然、片方に愛情を注ぎ、片方は興味がない、
見ていてとても苦しくなります。
それでも、子供は自分を見てほしい。
それでも、子供は自分の声を聞いてほしい。
それでも、子供は自分に微笑んでほしい。
精神的虐待、肉体的虐待を受けた子供は自分に自身が持てなくなる。
子供の悲鳴が、聞こえない親。
暴力は、実としてやったことが明らかになるが、
精神的虐待は、やっている毒親は自分の愛情を主張する。
私はこんなに貴方を思っている。
私はこんなに頑張っている。
私は、私はを押し付ける・・・
本当に苦しいドラマなんですが、
各々の立場の心情も事細かにチェインストーリーでまとめてくれていて、
本当に入り込んでしまいます。
チェインストーリー8.5話は、香澄(佐久間由衣さん)が主役でした。
『白井香澄ー約束の夜ー』
香澄をいじめていた相手を、階段の上から突き飛ばした圭吾(遠藤健慎さん)。
香澄と圭吾はその夜、ラブホに行きます。
家に帰りたくないと。
そして、そこでフランツ・カフカの『変身』の話をします。
圭吾の精神はぎりぎりの所まで来ていました。
そして、もしも自殺してしまったら・・・
香澄はこの時、必ず圭吾を陥れた人間に仕返しをする約束をします。
バックハグをするだけなんですが、若い二人がラブホにいて、ドギマギしている様子も、見事に演じていた二人。
そして、その本を図書館で見つける圭吾。
この下りは、チェインストーリー2.5話にも、繋がっています。
本編よりも、チェインストーリーを熱く語ってしまいましたね(笑)
それぞれの明日はどうなるんでしょうか!?
やはり、そこが見たいですね。
出典:明日の約束公式HPストーリー画像
https://www.ktv.jp/yakusoku/story/09.html
このドラマは、本当に深いです。
これから物語は架橋に入ります!
母のあなたへ、母になるあなたへ、未来の母へ見てほしいドラマです。
チェインストーリーはGYAO!で見られます。
合わせて見る事をオススメします。
メインストーリーは、表面上をまとめたもので、チェインストーリーで、
各々の心情が表現されています。
次回 第9話 あらすじ
高校1年生のバスケ部員・圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げた。自殺の原因とうわさされたバスケ部の関係者が立て続けに襲われ、犯人は圭吾の幼なじみの香澄(佐久間由衣)だと分かる。圭吾を死に追いやった人物への復讐のためだった。香澄が「あと一人…」と言うターゲットは圭吾の担任教師・霧島(及川光博)。香澄は霧島を陥れるべく、ノートPCを盗み出し、日向(井上真央)に託す。中身を見た日向は、霧島が圭吾の死に大きく関わっていることを知りがくぜん。教師として、生徒を守るべき立場の霧島がとった驚きの行動について、その真意を問いただす。
一方で、恋人の本庄(工藤阿須加)から暴力を振るわれた日向は、そのせいで結婚に対して後ろ向きになる。「あの人のようになることが怖い」―長年、母・尚子(手塚理美)に支配されてきた日向は、まだ結婚して母親になる覚悟ができていないと分かったのだ。尚子もまた、娘に暴力を振るった本庄を決して許そうとはせず、早速、日向に見合い話を持ってくる。しかし日向は、毅然(きぜん)とした態度で「私はお母さんの所有物じゃない」と自分の気持ちを伝え、本庄との今後についても、ある結論を出す。吉岡家では、圭吾の妹の英美里(竹内愛紗)が、母・真紀子(仲間由紀恵)が息子の部屋を盗聴していた証拠をマスコミに流していた。すぐさま、テレビやネットで真紀子の異様な行動が報じられ、一時は真紀子に同情的だったマスコミも、一転して真紀子を糾弾。圭吾を死に追いやったのは、精神的虐待を続けてきた“毒親”にほかならないと、非難する。最愛の息子を失い、自らの愛情を否定され、そのうえ家族にも見放された真紀子は…。
明日の約束公式HPあらすじ引用