片想い 連続ドラマW 最終話 満月
東野圭吾さんの作品は、重く、最後にズシリと苦しい物を残すのですが、
この片想いも、最終話でガッツリやられました。
中谷美紀さん、桐谷健太さん、鈴木浩介さん、大谷亮平さん、国仲涼子さん、和田正人さんの、総合戦といった感じでした!
殺された戸倉(山中聡さん)のろくでなしっぷりも明らかになり、
やはり、彼を殺したのは中尾(鈴木浩介さん)で、それは、満月を護るためだった。
感想まとめます。
このドラマは、ジェンダー達が、戸籍を交換して生きていること。
大学時代の同級生の友情、ストーカーを殺す殺人事件が題材になっている。
最後まで見て、心に残ったのは、友情でした。
鈴木浩介さんの演技が地味なんだけど、桐谷健太さん大谷亮介さんの演技を引っ張っているそんな気持ちにもなりました。
中尾(鈴木浩介さん)が、満月(中谷美紀さん)が名乗っていた神崎ミツルとして死ぬ事で、中尾の家族を護り、ジェンダー達が戸籍を交換していた事を隠し、満月を護る事が出来た。
QB(桐谷健太さん)が、事件の真相にたどり着き、中尾の前に現れ、理沙子(国仲涼子さん)と自首をすすめ、一旦はそれを承諾し、満月を逃してくれと頼み別れるのですが、それこそがフェイクで、彼は車を爆破させて焼身自殺をします。
末期の膵臓がんだった事もあり、彼の決意は変わらなかった。
最後、顔にガソリンを塗り、顔から燃やす映像は衝撃的でした!
そもそも、何故彼が戸倉(山中聡さん)を殺したのか!?
かおり(中村あんさん)のストーカーであった戸倉は、彼女のゴミから満月(中谷美紀さん)の戸籍謄本を見つけ出し、バーテンダーで、彼女を護っていたミツルが女だと知ると、彼の車に満月を拉致し、強姦しようとしたのです。
連続ドラマWの性的映像は、待ったなしのどぎつい所までやっちゃうので、
怒りと吐き気が一緒にくるような、気持ちになりました。
それを見てしまった中尾(鈴木浩介さん)は、激昂し、彼を絞め殺すのです。
物語としての、彼の心情はみんな心寄せる物があったと思います。
最後の最後に、早田(大谷亮平さん)は、同級生を護るための嘘をつきます。
そこも、感動でした!
第4話まで、もう結構重いだけのドラマで、ちょっと、この内容は、ドラマ向きでは、確かにないなと思う所もありました。
殺人事件の真相にたどり着けない刑事がいるのに、同級生が辿り着くという部分が、いや、無理があるだろ!と思ったり(笑)
中尾(鈴木浩介さん)が戸籍交換の手助けをしていたけれど、満月(中谷美紀さん)には、それはして欲しくなかったと言い残します。
満月は満月だから。
もう、この言葉につきますね。
最後まで見てよかったな。
そして、最後の最後に集まる七夕会
(大学時代ラグビー部の同窓会)の映像が最高でした。
このドラマはイッキ見がおすすめです!